大学受験に向けて子供を塾にいつから通わせるべきか?
大学受験に向けて子供を塾にいつから通わせるべきでしょうか?
皆さんはもう大学受験に向けて子供を塾に通わせていますか?それとももうそろそろ塾に通わせようとしているところでしょうか?まだ高校一年生だから、まだいいだろうと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
結論から先に言うと、
早くから塾に入れておくことが、大学受験において有利に働きます。
しかし、金銭面の問題、他にも習い事をしている、部活があるなどの理由でまだ、塾に通わせる時間がないと言う方もいると思います。
今回は、データをもとに最低でもどの時期までには、入塾させた方が良いのかについて説明していきます。
高校生の通塾事情
高校生全体の通塾状況は、文部科学省が平成28年に実施した「子供の学習塾費調査」によると、公立高校で35%、私立高校で45%の生徒が塾に通っているとのことです。
また、塾に通い始める時期で多いのは高校一年生からと高校二年生の秋から高校3年生の春にかけてです。
およそ3割程度の生徒が高校一年生から通塾しており、高校三年生から通塾を始める人も同様に3割程度います。
高校全体で見ると通塾率は年々増加しています。
塾に行くことと偏差値って関係ある?
次に塾に行くことと偏差値が関係しているのかどうかについて、ベネッセ教育総合研究所の「学習塾や予備校の利用率(偏差値帯別)」のデータを参考に説明します。
偏差値55以上・・・約40%の生徒が通塾
偏差値55未満〜偏差値50以上・・・約25%の生徒が通塾
偏差値50未満〜偏差値45以上・・・約20%の生徒が通塾
偏差値45未満・・・約10%の生徒が通塾
このデータから見ると、偏差値の高い生徒は通塾をしている割合が高いと判断できます。つまり、塾に入れたほうが、偏差値が高くなるというのはデータとしてはっきりしているということです。
一方、このデータは見方によっては偏差値が55以上の半分以上の生徒が通塾していないんだ。それなら、うちの子も塾に行かせなくても偏差値55以上になれる確率は十分にあるのではと思うかもしれませんが、偏差値45未満を見ると9割が通塾していない生徒になってくるので、通塾していないと偏差値45未満になる確率は非常に高まってしまいます。
とにかく、塾に入れたほうが良いのは間違えありません。
入塾時期と偏差値
入塾時期と偏差値に関する具体的なデータはまだありませんが、今後、新しいデータを手に入れられたら更新しようと考えています。
しかし、データがあるもないも答えは明白です。入塾時期は早い方が圧倒的に偏差値は高くなります。
なぜか・・・
そもそも受験勉強は積み重ねが大切だからです。社会や理科といった教科であれば単元ごとのつながりが少ないので、積み重ねはそれほど大切なことではありません。しかし、数学や英語では、1つできない単元があったらその次の単元もできなくなってしまいます。
塾に行くことによって、学校でできたつまづきを改善し、学校の授業についていけるようになり、受験勉強を始める三年生の時点で十分な基礎力がついていることでしょう。
受験勉強を三年生から始めたらいいと考えている方も多いかもしれませんが、三年生から基礎固めを始めている人が現役で良い大学に合格することは非常に難しいです。
冒頭で、最低でもいつから塾に通わせたらいいか言いましたが、最低でも高校一年生から塾に通わせた方がいいです。
最後に
通塾はお金がかかることで、できれば塾なしで良い大学に入学してほしいと思うかもしれません。しかし、そんなことができるのは一握りの生徒だけです。特に最近は通塾率が年々増加しています。塾に通うのが当たり前になっているんです。だから、生徒の学力の平均値も昔と比べ上がっています。
このような状況下で、塾へ行かずして良い大学に合格することは難しいです。そして今後更に厳しい状況になってくることでしょう。
今回のテーマは大学受験に向けて子供を塾に通わせるのはいつからが良いのかということでしたが、
今すぐにでも入塾させることを検討してみてください。
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