東大でも就活に失敗する人はいる
私は東京大学大学院に在籍しています。私は東大に入る前は東大に入りさえすれば、就活において、企業に優遇され、企業に選ばれるのではなく、こちらから企業を選ぶことができると思っていました。
しかし、その考えは間違っていました
私はまだ就活をしっかりと始めていませんが、周りの状況を見ていると東大生だからといって就活がうまくいき、王手企業からの内定が何社も出ているということは決してありません。それに、中には何十社受けたが、全て落ちてしまったので、来年もう一度就活をすると言っている人もいます。
今回は東大生だからと言って就活がうまくいかない理由について紹介します。
そして最後にその解決策をまとめます。
企業は東大生ばかりを採用しない

東大生はどこの学生よりも優秀だから優先して採用するのではないだろうか。そんなふうに考えている方が多いと思いますが、そんなことはありません。
ある就活仲介業者の方に話を聞きましたが、企業には東大から20人、早稲田から10人、慶応から15人といった戦略があるそうです。ですので、東大生だからといってもその企業を受けに来る東大生がたくさんいればいるほど、東大生内での争いが激しくなり、東大生は就活に苦しむことになるのです。
これは、東大生ばかりが集まっても、企業としての考え方などが偏ってしまうといったことがあるからです。
単にコミュニケーション能力が低い人が多い
私が知っている就活に失敗して、来年就活をやり直そうとしている人は、コミュニケーション能力が低いです。その人は全ての企業において、面接で落とされていました。この人は、私の印象からするとザ・東大生といっていいような感じのコミュ障ですので、普通はほとんどの人は当てはまらないと思いますが、東大生にはその割合が高い気がします。
どんなコミュ障かというと
• 空気が読めない。
• 自然と他の人をイライラさせる。
• 話し方が早口。
• 目線がおかしい。
以上のようにの特徴があり、会って10秒もすればそのコミュ障が伝わってきました。私のような素人でさえ10秒で感じ取れるコミュ障ですので、その道のプロである人事がそれを読み取れないわけありません。
東大生は就活において、ESや筆記テスト、WEBテストにおいては力を発揮して他を圧倒できますが、コミュニケーション能力がない人が多いせいかそのあとの面接で苦戦しています。
就活を始める時期が遅い

東大生はMARCHや早慶と比べると、就活を開始するのが遅いです。就活をするのは4年生、修士2年生なんて思っている方もいるかもしれませんが、3年生や修士1年生になった時から、MARCHや早慶の人たちは本気で始めています。東大生は確かに後からでも巻き返すことができますが、3年生や修士1年生になった時から就活を始めている人たちに追いつくことはなかなかできません。
このようになってしまう理由としては、東大生の理系は特に忙しく、就活をしている時間がなかったり、東大だからと言って余裕を持っていることです。一方MARCHや早慶の人たちは、東大などの国立に負けないぞ、ここで取り返すぞといった勢いで、就活を早い段階から活発にやり始めます。
国家総合を受けて落ちる
東大特有の就活とも言えるのが、国家公務員の総合職いわゆる官僚への就活です。この国家総合の試験と並行して、企業の就活を行なっている先輩もいましたが、全落ちしていました。企業への就活に身が入らなかったもでしょう。それに、国家総合も東大生の争いになっており、倍率も高く入るのは非常に困難です。
東大に入れば、官僚になれるなんていうのは考えが甘すぎます。東大に入ってその中でもしっかり勉強した人が官僚になれるという感じです。
東大を採用したがらない企業もある
世の中全て東大だから優遇されるわけではないのは以上の記事でも話してきましたが、そもそも東大生をいいと思っていない企業もたくさんあります。なぜかというと、企業には学歴による派閥なんていうものがあったり、面接官が同じ学歴の人を採用したがったりするからです。例えば、ある企業は慶応大学出身の人が上層部に多く、慶應大学の学生を優勢にみて採用しています。
解決策のまとめ

以上の記事を踏まえて、東大生が就活において失敗しなくて済むための解決策を箇条書きにします。
普段から、いろんなタイプの人と会話して、コミュニケーション能力をつけるように心がける。
東大生ばかりと話しているのでは考え方も偏ってしまいますし、東大生にない他の学生の良い部分を吸収することもできません。それに加えて、年上の人などの年代の違う人とのコミュニケーションを普段からしっかり図っていく必要があります。
就活は3年生、または修士1年生の4月から開始する。
3年生や修士1年生の4月から徐々にインターンが始まります。ここで、自分に会う分野を探しておくことで、本番の就活の時になってから、この分野にしておけばよかったなんてことがなくなります。それに、インターンの選考も実際の先行と同じように、テストや面接、グループディスカッションがあります。本番の就活の前に事前練習をしておくことで、本番その経験が生きて優位に進めることができるのは間違えありません。
国家総合を受験するなら、入学時から勉強しておきましょう。
国家総合を受験するなら早めの対策が必死です。特に財務省や外務省といったところはとても難しいです。
まとめ
いくら天下の東大生だからといってもその企業でやっていける能力がないと見なされれば容赦なく落とされてしまいます。
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